【地域活性と復興】角盤町商店街のVポイント導入(鳥取県米子市)

角盤町商店街では地域活性の一環でVポイントを活用されました。商店街エリアのお店が同日に合同販促を実施されることで集客にも繋がり、空き店舗の減少などの商店街の復興にもご活用いただいております。

業種: 商店街・商店街振興組合・街のお店

区分: コラム


鳥取県の米子市にある角盤町商店街では、地域活性の推進事業の一環で2022年よりVポイントでのお取り組みを強化されました。商店街エリアの核となるデパートのJU米子髙島屋さまを中心に、商店街の飲食店や青果店などが同日に合同で販促を実施し、商店街の集客や買い回り数のアップなどに繋げられたり、イベント時のVポイント活用や利用者分析でのデータ活用によるサービス向上などに取り組まれ、商店街の空き店舗の減少や地域活性にも繋げられています。

1.地域活性のためのVポイント導入

角盤町商店街は鳥取県の西部に位置する、約280メートルにわたる長いアーケードが特徴的な商店街です。
”歩いて楽しいまちづくり” をスローガンに、地域活性の推進事業の一環として2022年より商店街エリアでのVポイント導入を強化されました。

2021年の初回お打ち合わせの際には、商店街の空き店舗が多く活気がないといったイメージや、地域の情報発信拠点がない、40年以上の歴史ある商店街がゆえのアーケードの老朽化やデザインの古さ、などの課題をお持ちでした。

角盤町の商店街振興組合(※)の代表理事さまの ”再び活気ある商店街にする” という想いも伺い、わたしたちの共通ポイントサービスであるVポイントを活用した商店街の復興と地域活性のお取り組み提案をいたしました。(※)商店街振興組合:商店街全体の発展や活性化を目的とする、商店街の店舗や事業者の参画組織。

具体的には、
1.JU米子髙島屋と商店街店舗での合同販促実施による、集客や買い回り数アップ【面での販促
2.イベント催事での活用や効果検証、空き店舗のご提案【催事.テナント提案
3.V会員のデータ活用による新たなお取り組みやサービス、課題解決のサポート【データ分析
といった内容でした。

この提案に賛同いただき、半年後の2022年1月からはこの商店街エリアの核となるデパートのJU米子髙島屋さまと、商店街のお店16店舗にVポイントにご加盟いただき、本格的なお取り組みがスタートしました。

2.毎月19日・20日は「角盤町商店街の日」Vポイント5倍!売上は35%UP

まずは、地域の方に「角盤町商店街でVポイントが貯まる・使える」ことを知っていただくため、JU米子髙島屋さまと商店街のVポイント提携店が「Vポイント10倍」の合同販促をされました。
特典はインパクトが強く、より多くの方に利用される魅力的な内容にしました。

そして2022年11月からは、毎月19日・20日を「角盤町商店街の日」として、商店街エリアで「Vポイント5倍」の合同販促を開始されました。

期間中は、店頭告知や商店街のビジョン広告に加えて、JU米子髙島屋さまのTVCMやチラシなどでの告知も併せて行い、マスメディアも活用した角盤町商店街の認知と利用促進のための幅広いアプローチでお取り組みの盛り上げを行っていただきました。

その結果、実施1年間「角盤町商店街の日」と「それ以外(販促未実施)の日」の実績平均を比較すると、
客数は約4%多く、客単価は約30%高く、売上は約35%高い結果でした。

また、ある化粧品店では、角盤町の日のご案内をお電話で直接お得意さまや常連客へ案内され、高い売上効果を出されました。

”商店街” というお客さまとの近い距離感の特性も上手に活かしていただき、地域のよりよいコミュニティの活性や創出にもこの取り組みが一役買っていただけたのだと思います。

3.約半年で 商店街の空き店舗数は減少し、商店街振興組合数は増加

角盤町商店街振興組合さまにも、商店街エリアのお店にVポイントの導入を推進いただいたこともあり、お取り組み開始から約4ヶ月でVポイント提携店は約2倍(16店舗→31店舗)に増えました。

並行して、商店街振興組合の組合費を「Vポイント加盟で減額する」というご決断もしていただき、振興組合数は約半年間で10組増えるという結果もだされました。

商店街振興組合に参画することで、店舗同士の横の繋がりが生まれ、各店舗が単独で行うよりも効率的かつ効果的に活動(集客や宣伝、コスト削減など)が行え、商店街全体の発展にも寄与しやすくなります。

また、商店街の空き店舗も半年で10箇所→残り3箇所まで埋まり、わたしたちとしても大変嬉しい結果に繋げていただけました。

このような成果がでたのは、商店街や商店街振興組合のみなさまがVポイントを受け入れてくださり、しっかり告知やお客さまへのご案内をされたことで多くの方にVポイントを使っていただけた結果が、商店街の復興や地域活性に結び付いたのだと考えています。

4.イベント活用やデータ分析によるサービス向上

催事やイベント開催でも、集客やサービス向上のためのVポイント活用がございます。

■「地ビールフェスタ」でのVポイント付与
地元の交流の場として、商店街の隣接駐車場を利活用して毎月開催される「地ビールフェスタ㏌米子」では、お客さまがビールチケットを購入の際にVポイントが貯まるような運用をされております。
イベント後の来場者分析の活用で、次回開催時のサービス向上や顧客アプローチにも繋げていただくことができます。

■ 「アーケードリニューアルイベント」での合同販促の実施「Vポイント10倍」
2024年3月に行われた「角盤町アーケードのリニューアルイベント」では、商店街エリアのVポイント提携店で「Vポイント10倍」の販促を4日間実施されました。
その結果、期間中の客数と客単価が上がり、売上は通常の3倍近くにアップしました。

お客さまの貯まったVポイントは1ポイント=1円分としてVポイント提携店でご利用が可能ですので、貯まったポイントを商店街のお店でのお買い物にご利用いただくことで、更なる顧客満足度アップにも繋げていただけます。

このようなお取り組みの実績確認や振り返りで、角盤町商店街の振興組合さまとは定期的にお打ち合わせの機会を設けさせていただいております。

V会員の利用者分析のデータをもとに、いつどのようなお客さまがどこから来られていて、どのようなお買い物をされているのか、そして商店街でのお困りごとや課題確認などをさせていただき、解決策や新サービスの検討を繰り返し実施し、更なる角盤町商店街の活性に繋げられるようなお取り組みの検討をいただいています。

5.角盤町商店街のVポイントを活用した復興と地域活性(まとめ)

このような取り組みを通じて、角盤町商店街は「Vポイントが貯まる・使える商店街」になりました。

商店街や商店街振興組合さまには、Vポイントという同一価値を活用して商店街エリアのデパートやお店が一緒になり合同販促が行えている点が高く評価いただいています。

また共通ポイントとして認知度もあり馴染みのあるVポイントが、商店街で貯まる・使えるという点はお客さまにとっても分かりやすく、使っていただきやすかったのだと思います。

これからもわたしたちはVポイントを通じてさまざまなお取り組みを継続しておこない、Vポイントの高い認知度や利用者データの活用などを通じて、地域や街のお店の課題解決や市場分析などによる更なる活性のために、わたしたちのVポイントを活用してまいります。

Vポイントサービスを通じた商店街や地域団体や自治体さま、エリアや地域での合同販促にご興味をお持ちの方は、お気軽にVポイント本部(CCCMKホールディングス)までお問い合わせください。

(公開:2025年3月、文章/画像:ポイント活用事例-CASE STUDY- 編集部)

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